こんにちは!放課後漫画家志望クラブ部長のとこりともとりです!
今日のものジムは、特別講義……
織田先生バージョン!!!
織田先生が「ものジム」を立ち上げるまでの経歴とか
株式会社コンパイルに在籍していた頃の裏話とか……を、面白おかしく講義してくださいました。
中学、高校の頃は「ものづくりをしよう」などとは全く思ってなく
「世界最強の男になる!」という野望を胸に、自身をひたすら鍛えていた織田先生……。
一日6時間のトレーニングを自らに課していたそうです。
そんな織田先生に転機が訪れたのは、高校生の時。
何を思ったか書いてみた小説が、クラスのみんなに絶賛されたことがきっかけだったそうです。
「黒歴史だから見られたくない……」と何度も言いながら、その小説を見せてもらいました!
紙を二つ折りにして、穴を空けて紐を通して、美術部の友人に表紙を書いてもらったというこちらの冊子。
それを見たジム生からは、「ちゃんと本になってる……!」と驚く感想がたくさんあがりました。
中身は、こう……いまの織田先生からは考えられないくらい……
高校生が書いたなあ、という文章でした(精一杯)
最初はみんな、ここからスタートするんだな、と思いました。
その後、80倍の倍率をくぐりぬけ、株式会社コンパイルにデザイナーとして入社した織田先生。
入社してから与えられた課題とかも見せてもらいました。
デザイナーとして1年働いてから、「絵を描くのは向いていないな」と思って
プランナーへと転身したそうです。
コンパイルが倒産するまで、それから壮絶な戦いがあったそうですが……
オフレコとのことなので、お口チャックしておきます!
在籍中に小説「魔道物語」を書いたご縁から、弟さんと一緒に小説家となった織田先生。
それから「広島電子専門学校」で教師として働き始め、放課後に私塾を開講。
その私塾がいまのものジムの前身となったのです……!
織田先生のお話は壮絶なものばかりでしたが、だれしも根本の部分で通じるところがあると思います。
「他人にほめられた」という経験から、
「俺にもできるかも」と自信を持ち、
そこから、プロになろうと決める……
もちろん、プロになれるか否かというのはその人のがんばり次第ですが
現在プロとして働いているひとも、そんな原始体験が多いのだと思います。
「プロになりたい!」と思ってから「プロになる!」だけのがんばりをできた人が
プロになれるのではないかなと思いました。
はたから見たら順風満帆に見える織田先生も
わたしと同じくらいの年齢の時には、
自分自身の限界に対してすごくもがいていたし
苦しい思いも、理不尽な思いもたくさんしていたんだなと思いました。
わたしも、プロになると決めたからには、それだけの努力をする覚悟を持たなくては、と思いました。
また、ちょっと個人的に伝えたい相手がいるので、少しだけ……
織田先生の話の中に、「プロと同人は徹底的にちがう」というお話がほんのすこし出てきました。
簡単に言うと、同人は「自分が面白いと思ったもの」を描けば本にできるけど
プロは「読者が面白いと思うもの」を描かなければ、本にできない、という内容です。
ごもっともだなと思います。
わたしは漫画家を目指していて、担当さんとネームのやり取りをしたりしますが
「雑誌の雰囲気」とか、「絵柄」とか、「求められているもの」とか、「今から求められるもの」とか、「画力」とか、「新しさ」とか、「心を動かす」とか、「読者の好感度」とか、「次が気になるように」とか、「売り込み」とか、
一作描くのに考えなきゃいけないことが多すぎて、とても大変です。脳がオーバーヒートしそうです。
ですが、ピクシブにあげる用の漫画とか、講義で作る漫画とかは
気軽な気持ちで、キャラ設定も自分の好きなように作れるし
なにより「売れる」ってことを考えなくても、みんなに読んでもらえますし
「打ち切り」がありません。
この点が、決定的に違うな、と感じます。
だからなんだ、って思うかもしれませんが
プロと同人を比べるなら、両方経験してからにしてほしいな
って思いました。
……そろそろ長くなってきたので、無理やり締めますね!!
今日は、考えさせられることの多い講義でした。
ではでは。
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